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そのタイミングで、ちょうど、2人組みのお掃除のおばちゃんたちがやってきました。。。
もうね、その時のめぐにとっては、天使に見えましたよ・・・ 

おばちゃん、、、ありがとう!!!というか、お姉さま、、、ありがとうございます・・・ 
(おばちゃん、なんて失礼な呼び方をしてすみません!!)

それまで、だいぶはなれた場所を時折、サラリーマンっぽい人が通りかかるくらいだったので、だいぶ威圧的なはげさんの態度にすこし恐怖を感じていためぐは、ほとんど反撃できなかったんですよね・・・

でも、お掃除のおばちゃんたちは、めぐとはげさんが座っているすぐ近くで掃除を始めたんですよね。
大声で叫べば確実に聞こえる距離、、なんなら、大きな声で話せば、会話の内容も聞こえる距離で、しかも2人組み 

このまま、できるだけ穏便にこの場を立ち去ろうと考えていためぐでしたが、、、

少し言い返してやろう・・・

そう思いました 

いや、、、あのさぁ・・・。。もう、私があなたの母親に認めてもらえるかとか、どうでもいいんですよ。私があなたの母親に会うことはありませんから。。ええ、100%ありません。

彼の中には、自分が私から「お断り」されるかもしれないという発想はないんですかね・・・。こちらが無言でいると、なんとさらに畳み掛けてきました。

はげさん「あとさ、何か楽器とか、できるの?」

なんか、もう「できるの?」っていう言い方にすらイラっとするめぐ 

めぐ「着付けはできません。楽器もできません。やっぱり私には無理っぽいですね。」

ほぼ、無表情で、棒読みだったと思います。めぐ、本当はピアノをやってましたので、そこそこは弾けますが、あえて言いませんでした。すると、こいつはダメだと思われたのか、こう言われました。

はげさん「うーん。。それだとちょっと無理かもしれないねぇ。」

そしてその後に、なんと・・・

「ちっ・・・。」

と舌打ちされました。。。

音は小さかったのですが、衝撃だったので、一番大きい文字で記しておきます  


いやいやいや・・・

やれそう?って聞かれましても・・・

ムリです

無理です

大事なことなのでもう一度言います

無理です!!

と言ってやりたかったんですがね・・・めぐも、このひと相手に真面目に返答しても、なんだかばかばかしいし。。それになんかちょっと怖いし・・・(ビビリなめぐ  )と思い、できるだけ差しさわりのない返答を心がけました。

めぐ「なんか、、すごいお話で、私にはちょっと荷が重いかな、、って思っちゃいました・・・。」

はげさん「いや、やる気の問題でしょ。やる気さえあれば大概のことはできるんですよ。気合があるかどうかでしょ?気合だよ。気合。」

え、、、あの、そういうことではないんですがね。まさかのやる気論を語られるとは・・・。そして気合・・・。こんな時に、めぐの頭は、レスリングの浜田京子選手のパパを思い出してしまいました。。

「気合だ!気合だっ!!京子、気合だーーーーっ!!」  って感じ。

私、京子じゃないし・・・。。なんてふと思いながら、我ながら、なかなかの現実逃避っぷりだなと、、、そんなにこの状況がストレスなんだな・・・なんてことを考えていました。。

すると、とつぜんはげさんがまた話しだしました。

はげさん「で、着付けはできるの?」

めぐ「え、、着付けって、着物の着付けですか?」

はげさん「そうそう。着物を自分で着られないようじゃ、うちの母には認めてもらえないからね。」

なぜか、ちょっとドヤ顔で言うはげさん。。









週末のオフィスビルで、周りにあまり人もいないし、なんか、ちょっと怖さすら感じたんですよね・・・

それくらい、はげさんの話し方は一方的で、ちょっとドスが利いた感じになってきていました・・・ 

もう、めぐは、いかに早く安全に(お見合いで身の危険を感じるって何???)この場から立ち去るかしか考えていませんでした・・・ 

なので、おとなしく隣に座ることにしました・・・ 

はげさん「時間もないので、早速話しますね。」

めぐ「あ、はい・・・」

はげさん「僕の会社は主に○○関係がメインで、あとは最近は○○関係の会社を人に任せていくつかやってるんだよね。そっちの方は、経営は全部人に任せていて、僕は出資者って位置づけね。先祖代々続いている大事な会社組織だから、これからもしっかりと守っていかなくちゃいけないんだよね。わかる?」

めぐ「あ、はい・・・」

これ、何の話ですかね???お見合いだよね?なんか、仕事の面接、、、というか、なんだか怪しい取引の話を聞かされているような気分なのですが・・・。
先祖代々続いている会社組織を経営されているなら、どこぞの良家の子女とでもお見合いされてくださいよ・・・
こわいよぉ・・・。もう、ホント早く帰りたい。。誰にも言いませんから、、帰してくださいよ・・・。みたいなね・・・ 

はげさん「で、こちらの条件は・・・」

え、、、条件ですか・・・ますます怪しい取引みたいになってきましたよ。。ってか、もう、こちらとしては、このお見合いに「OK」のお返事をする可能性は1000%ないんですよ・・・

ってこと、この人はわかってないのかな???

めぐがあまり話さないのをいいことに?はげさんは饒舌になっていきます。。。

はげさん「条件は、男の子を生んで、僕が引退した後に、その子が跡取りとしてきちんと会社を経営できるような年齢になるまで、会社の経営も任せられる女性ってことね。まあ、会社の経営については、僕が教えるから、頭が悪い子じゃなければ、そんなに心配はしなくて大丈夫だよ。それから、家の中のいろいろなことを、しきたりとかきちんと勉強して実践できること。これはうちの母親がしっかりと教えてくれるから、こっちも心配はしなくていいよ。」

めぐ「あ、、そうなんですね。。。」

もう、、なんて返事をすればよいのかわからず、、相槌を打つのがやっとなめぐ。。

すると、はげさんが催促してきました。

はげさん「で、どうなの?やれそう?」




ちょっと気まずそうにする店員さんを前に、彼がいいました。

はげさん「注文、全部キャンセルで。」

もう、なんか有無を言わせない感じで言い放ちました。。

めぐ「あ、すみません。注文取り消せますか?」

仕方なく、店員さんに聞いてみると、とても感じの良い店員さんで、ちょっと戸惑いながらも、「大丈夫ですよ。」と言ってくれました。

めぐ「すみません。。。」

そういって気まずそうにしていると、はげさんは「行きましょう。」といってお店の外に出てしまいました。

えーーーーー。なんなのこの人・・・・。なんだかもう、イライラと、あきれの入り交ざった気持ちになるめぐ。。。

はげさん「あっちに行きましょう」

そう言ってはげさんはまたスタスタと歩いていってしまいました。。。

仕方なく、付いていくめぐ。。。

そして、今度はオフィスビルに入っていきました。オフィスビルなので、週末で基本的には休館中っぽいのですが、一応ロビーには入れるようになっていて、そのロビーの隅にトイレに続く細い廊下があったんですね。。。で、はげさんはそちらの方に進んできました。

ん?トイレに行きたいのかな?と思って付いていくと、なんとびっくりな発言が・・・

はげさん「ここで話しましょう。」

そういって、彼は、トイレの前においてあった椅子を指差したのでした。。。
え、、、お見合いですよね?お休みのオフィスビルに勝手に入り込んで、そのトイレの前の椅子で話をするんですか・・・

めぐ「え、、、ここで話すんですか??」

はげさん「周りに人がいる場所では話せないでしょ。」

そう言って彼はもうその椅子に座ってしまいました。。。

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