カテゴリ: 彼氏 外資系

めぐ「えー、そうなんだ。うんうん、見たいー。」
A子「ちょと待ってねー。みんな写真ありの人だよー。やっぱり、写真ないと怖いしねー。」

そう言って、バッグからスマホを取り出すA子。一瞬、いいのかな?とは思いましたよ。だって、会員以外の人に見せたりとか・・・。本当はダメだよね?でも、まぁ、実際に守っている人は少なそう・・・。

A子「まずはこの人。5つ上の弁護士さん。なんか、真面目そうで良い感じだよー。」

めぐ「うんうん、なんか写真も良い感じだねー。」

A子「で、こっちが銀行マン君。年下なんだよねー。1つだけ。趣味がサッカーっていうところがいいなあ。」

めぐ「A子サッカー好きだもんねー。なるほどー。」

A子「でね、これが外資系君。エリートだよねー、やっぱ。」





その後、ほんの少しの間、めぐとこうじさんは、以前の様な、良い感じの関係に戻ることができました。

しかし、ほんの少しの間、、、だけだったのです

そしてそれも、表面的にはうまく行っているように見えていただけ、というか、めぐがそう思っていただけだったという。。。


その日、めぐは久しぶりに学生時代の友人と会っていました。彼女も同い年の独身女子。仮にA子とします。

トークはいつしか婚活話題で盛り上がり、その時に、A子が言ったのです。

「めぐちゃん、見てみてよ。今、婚活サイトでやり取りしている人達ー。とりあえず、良さそうかなー、っていう人が何人かいるんだよねー。」




こうじさん「今、転職活動をしていて。。決まったら、話そうとは思っていたんだ。。」

めぐ「うん、そっかぁ。」

こうじさん「色々と・・・ごめん・・・。。」

めぐ「そんな、あやまらないでよ。」

こうじさん「うん。。」

その日は、こうじさんが入れてくれたお茶を飲んで、めぐは家に帰りました。まだそこまで遅い時間ではなかったけれど、こうじさんが、当然のようにタクシーを呼んでくれました。

会社をクビになる前の、優しくて気が利くこうじさんにちょっとだけ戻ったような感じがして、めぐはむしろ少し安心しかけていました。こうじさんの仕事については、いずれ見つかると、この時のめぐは、なぜかそう信じて疑っていませんでした。

こうじさんが、会社をクビになってということはやはりショックでしたが、でも実は少しホッとしたというのもありました。だって、彼の様子がおかしくなったことの理由がわかったから。

外資系の会社で働く場合、やっぱり誰でもクビになるリスクについては考えているものです。
よく、外資は実力勝負の世界だ、なんておっしゃる方がいるのですが、、、そういう人に対しては、本当に外資で働いたことがありますか?と言いたくなります。

これは日系でも同じと思うのですが、実力があれば出世できる、なんていう単純なものではありません。
実力、上司との相性、タイミング、運、学歴、派閥、世の中の景気、社内政治、会社の合併、組織変更・・・色んな要素の上に、出世する人と、そこから外れる人がいます。

つまり、仕事ができるだけでは出世できるとは限らない・・・。逆に、仕事はいいかげんなのに、上司へのおべんちゃらと、要領の良さと、他人を蹴落とす能力だけで上に行く人も中にはいるのです。。。

こうじさんが会社をクビになったからといって、めぐは彼の仕事の能力が低いとは思わないし、本音を言えば、やっぱりもう少し早く、こうじさんの方から、打ち明けて欲しかったな、とは思いました。


見ていいよ、と言われても・・・と思いながら、なんと言っていいかわからずにいると、こうじさんが口を開きました。

こうじさん「クビになった・・・。組織変更があって、うちのチームは半分くらい切られたんだ。。。」

一瞬、「何で言ってくれなかったの?」と言いそうになりましたが、それは飲み込みました。
言えなかったんだ・・・ということが、こうじさんの表情からすごく伝わってきたのでね。

代わりにこう言いました。

めぐ「いつくらいのこと?」

こうじさん「うちの親に会ってもらったすぐ後だよ・・・」

やっぱり・・・。こうじさんの様子がおかしくなってきたタイミングとちょうど一致します。


↑このページのトップヘ