2018年07月

週末のオフィスビルで、周りにあまり人もいないし、なんか、ちょっと怖さすら感じたんですよね・・・

それくらい、はげさんの話し方は一方的で、ちょっとドスが利いた感じになってきていました・・・ 

もう、めぐは、いかに早く安全に(お見合いで身の危険を感じるって何???)この場から立ち去るかしか考えていませんでした・・・ 

なので、おとなしく隣に座ることにしました・・・ 

はげさん「時間もないので、早速話しますね。」

めぐ「あ、はい・・・」

はげさん「僕の会社は主に○○関係がメインで、あとは最近は○○関係の会社を人に任せていくつかやってるんだよね。そっちの方は、経営は全部人に任せていて、僕は出資者って位置づけね。先祖代々続いている大事な会社組織だから、これからもしっかりと守っていかなくちゃいけないんだよね。わかる?」

めぐ「あ、はい・・・」

これ、何の話ですかね???お見合いだよね?なんか、仕事の面接、、、というか、なんだか怪しい取引の話を聞かされているような気分なのですが・・・。
先祖代々続いている会社組織を経営されているなら、どこぞの良家の子女とでもお見合いされてくださいよ・・・
こわいよぉ・・・。もう、ホント早く帰りたい。。誰にも言いませんから、、帰してくださいよ・・・。みたいなね・・・ 

はげさん「で、こちらの条件は・・・」

え、、、条件ですか・・・ますます怪しい取引みたいになってきましたよ。。ってか、もう、こちらとしては、このお見合いに「OK」のお返事をする可能性は1000%ないんですよ・・・

ってこと、この人はわかってないのかな???

めぐがあまり話さないのをいいことに?はげさんは饒舌になっていきます。。。

はげさん「条件は、男の子を生んで、僕が引退した後に、その子が跡取りとしてきちんと会社を経営できるような年齢になるまで、会社の経営も任せられる女性ってことね。まあ、会社の経営については、僕が教えるから、頭が悪い子じゃなければ、そんなに心配はしなくて大丈夫だよ。それから、家の中のいろいろなことを、しきたりとかきちんと勉強して実践できること。これはうちの母親がしっかりと教えてくれるから、こっちも心配はしなくていいよ。」

めぐ「あ、、そうなんですね。。。」

もう、、なんて返事をすればよいのかわからず、、相槌を打つのがやっとなめぐ。。

すると、はげさんが催促してきました。

はげさん「で、どうなの?やれそう?」




ちょっと気まずそうにする店員さんを前に、彼がいいました。

はげさん「注文、全部キャンセルで。」

もう、なんか有無を言わせない感じで言い放ちました。。

めぐ「あ、すみません。注文取り消せますか?」

仕方なく、店員さんに聞いてみると、とても感じの良い店員さんで、ちょっと戸惑いながらも、「大丈夫ですよ。」と言ってくれました。

めぐ「すみません。。。」

そういって気まずそうにしていると、はげさんは「行きましょう。」といってお店の外に出てしまいました。

えーーーーー。なんなのこの人・・・・。なんだかもう、イライラと、あきれの入り交ざった気持ちになるめぐ。。。

はげさん「あっちに行きましょう」

そう言ってはげさんはまたスタスタと歩いていってしまいました。。。

仕方なく、付いていくめぐ。。。

そして、今度はオフィスビルに入っていきました。オフィスビルなので、週末で基本的には休館中っぽいのですが、一応ロビーには入れるようになっていて、そのロビーの隅にトイレに続く細い廊下があったんですね。。。で、はげさんはそちらの方に進んできました。

ん?トイレに行きたいのかな?と思って付いていくと、なんとびっくりな発言が・・・

はげさん「ここで話しましょう。」

そういって、彼は、トイレの前においてあった椅子を指差したのでした。。。
え、、、お見合いですよね?お休みのオフィスビルに勝手に入り込んで、そのトイレの前の椅子で話をするんですか・・・

めぐ「え、、、ここで話すんですか??」

はげさん「周りに人がいる場所では話せないでしょ。」

そう言って彼はもうその椅子に座ってしまいました。。。

めぐ「あ、やってないみたいですね、、、。
さっき、来る途中でスターバックスがありましたが、あそこでどうですか?」

もう、この時点で、実は25分くらい経ってたんですよね。なので、時間もあまりないし、早く近場ですませたかった。。。

すると、彼が、ものすごく不機嫌そうに言いました。

はげさん「え、、、お見合いなのに、スターバックスですか・・・。まあいいか・・・。行ってみますか。」

めぐ「もうあと30分くらいしかないので。行ってみましょう。」

なんか、こちらも少しイラっとしてしまいました。で、時間を延ばすという発想はまったくなし  
もう早く帰りたい・・・としか考えていませんでした。
そして、今度はめぐがスタスタと歩き出します。で、はげさんがあわてて付いて来る番に。

だいぶ駅から離れた場所だったので、スタバで席も空いてました。で、振り返って、はげさんに言います。

めぐ「ここでいいですか?あの奥の席とかどうですかね?」

はげさん「いいですよ。」

めぐ「では、私、席を取ってくるので、先に注文していてください。」

はげさん「わかりました。」

めぐは席をキープするためのカードをテーブルに置いて、はげさんの並んでいるところに戻りました。

めぐ「何にされますか?私はラテにしようかな~」

はげさん「なんか色々ありますね。でも僕はコーヒーかな。」

そして早速オーダーの順番がやってきました。

はげさんは「コーヒー」と無愛想にいいます。で、私の注文はしてくれる気配が全くなかったので、仕方なく自分でいいました。「あと、ラテもお願いします。」

その時に、びっくりな発言が飛び出したのです。

はげさん「あ、やっぱりやめます。」

めぐは最初、はげさんが、コーヒーから他のドリンクに変更するのかと思いました。たぶん、店員さんもそう思ったようです。しかし、はげさんは、スタバでお茶するのをやめる、と言い出したのです。。。

めぐ「え、、、他に行くんですか?」
はげさん「やっぱり、こんな場所ではちゃんと話せないでしょ。」

こんな場所では、って、店員さん目の前にいますが・・・

で、どこか他のホテルのラウンジにでも行くのかと思いきや、はげさんは、シャングリラから、八重洲の雑踏の方へと向かっていきます。。

え、、こっちの方にホテルとか、あったっけ???

しかし、めぐとはげさんはだいぶ距離が離れていたので、「こっちの方にホテルがあるんですか?」等と話しかけることもできません。。。ただ、彼を見失わないように付いていくめぐ。でも、本当はこの時に、はぐれてしまえば良かったんですよね・・・

で、やっとはげさんがとあるビルに入っていきます・・・

しかしそこは、いわゆるお見合いに使うようなホテルではなく、いかにもな、ビジネスホテル・・・ 

え、、、とためらっていると、そのビジネスホテルの1階にある喫茶店の前で立ち止まるはげさん。
もうね、ラウンジでもなければカフェですらない、ちょっと古い感じの、キーコーヒーとかの青い看板が出ているような、ザ・喫茶店なんですね 
しかも・・・お休み中でやっていないし・・・。

で、はげが、あ、いや、ハゲさんが、言いました。

はげさん「仕方ないから、他へ行きましょうか・・・。まったくどうなってるんだよ・・・。」

そう言われても・・・って感じですが、仕方なのでフォローします。。

めぐ「残念でしたね。。他にどこか思いつく場所とかありますか?週末だし、混んでそうですかね・・・」

はげさん「向こうにホテルのカフェがあるから行ってみましょうか。」

めぐ「はい、そうですね。」

まあ、東京駅なので、いくつかホテルはありますし、カフェもたくさんありますよね。ただ週末であいてるかな・・・とは思いましたが。
で、はげさんはつかつかと歩いていきます。。で、ここで、早速ひとつ物申したいことが・・・ 

歩くの、早すぎ・・・ 

めぐ、女性にしては歩くのは早い方なんですよ。でも、なんか、もう小走りにしないと付いていけないような速さで歩いていってしまうはげさん。。。

ええ、走って付いていきましたよ・・・ 

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